舛添氏、橋下・東国原知事との連携に積極姿勢(読売新聞)

 自民党の舛添要一・前厚生労働相が、橋下徹大阪府知事や東国原英夫宮崎県知事らとの連携に積極的な姿勢を見せている。

 新党結成や政界再編を視野に入れた人脈づくり、支持基盤拡大の一環とみられるが、自民党内に摩擦を生み、自らの孤立化も招いている。

 舛添氏は14日夜、静岡市で講演し、「地方を変えることが国の形を変えることになる」と訴えた。これに先立ち、国会内で記者団に、「政治家は政策提言が仕事だ。橋下、東国原氏とは政策で連携する」と語った。

 舛添氏は15日、東国原氏と東京都内で会談する。東国原氏は14日、舛添氏について、「国のトップに立つ資質を備えた方だ。髪の毛(が薄い)という共通の話題、悩みもある」と親密さをアピールした。

 舛添氏は最近、インターネット上で、大阪府が税率や規制を自由に決定できる「大阪独立国構想」を発表した。発表前には、橋下氏と意見交換を重ねた。

 橋下氏は14日、大阪府庁で記者団に、「大阪全体を特区にすることには大賛成だ。実現できる流れになるなら、のっかっていく」と語り、舛添氏との連携に前向きな姿勢を示した。

 ただ、舛添氏は自民党を批判すると同時に、「あらゆる可能性はすべてオープン」と繰り返すばかりで、最終的な目標をどこに置いているかは定かではない。自民党内では、「総裁になる形で執行部一新が実現しなければ、新党を結成する構えだろう。大阪構想は、人気のある橋下氏を抱え込む『誘い水』だ」という見方が出ている。

 舛添氏は2月、菅義偉・元総務相らと勉強会「経済戦略研究会」を発足させたが、派閥には属しておらず、党内基盤の弱さが指摘されている。党の批判を繰り返す間に距離を置く議員も増えており、ある中堅議員は「1人で跳びはねて、離党する雰囲気が強まっている。ついていく議員はほとんどいないだろう」と語った。

 橋下氏も14日、舛添氏と新党を結成する可能性については、「国政に対し、僕がどうこうするということではない」と述べ、慎重姿勢を示した。東国原氏も14日、兵庫県西宮市で記者団に、参院選への自らの出馬について、「今年は(知事としての)任期を全うすることを県民の方々と約束している。出馬はないと明言できる」と語った。

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